丹後半島の夜の光

夏至の日が近づいています。日没の時刻はだんだんと遅くなり、ゆうべの天橋立の松並木からの日没は、18:59。高緯度のヨーロッパに比べるとまだ早い日没ですが、それでも桜の時期からすれば太陽の支配が一時間以上も長くなり、活発さを増す森の動物たちの生活を見るにつけても、ますます濃く深くなってくる山の緑を見るにつけても、季節がゆっくりと、しかし確実に、変わってきていることが感じられます。

 

ところで、皆さまはふだん、旅先でどのように夜をお過ごしですか?

昼間を長い移動に費やしたため、宿に着き、夕食を取ってからはあまり動かず、ゆっくりと湯に浸かって旅の疲れを癒したり、または仲良くなったゲストと談話室で語らったり、地図を取り出して、明日からの道程を確認したり……。そのようにして、きっと、一度脱いだ靴に朝までふたたび触れることがないという方が、存外多いのではないでしょうか。

当ユースホステルの位置する宮津市・天橋立は丹後半島の付け根に位置し、都からはいくつも山を隔てているために、同じ京都といえども、京都市内と比べると夜が非常に暗いです。そして、そのように夜が暗いからこそ、ここには都市部では見ることのできない自然の夜の光があります。

 

夜、晴れた日にはもう一度、天橋立の松並木を歩かれてみてください。静かな砂浜から、暗い海の上を見上げるとそこには、夜空を埋めつくし、無数の星々が輝いています。

曇りの日は、空から少し目線を下げて、山の木々の方へ向かってみてください。付近の小川に、水田に、緑色に飛び交う蛍の光が見つけられます。

お車やバイクでお越しの方には、ユースの近場にある、スタッフおすすめの星空と蛍のスポットをお教えすることも可能です。

 

日帰りではもったいない。昼間だけではない丹後半島の魅力を、ぜひ知っていただきたい。

天橋立ユースホステルなら、夜22時まで、当日の飛び込みもOKです。